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イワナの種類について、様々なホームページを拝見させて頂きましたが。みな其々様々 でした。 これでは納得がいかないので、少し調べました。 イワナ学名サルベリヌス (小さなサケの意味) 簡単に説明すると イワナ属=サル ベリヌス属 は、世界に約11種 学名31種あるそうです。 それにしても沢山いると 云う事だ。自分は、ニッコウイワナ、放流成長型イワナと養殖イワナしか見たことが無い し、釣りに行っても31本も釣ってこれない。 世界は広いとだけ云える、狭い日本の中 だけでイワナは語れない。 これだけの説明ではまったく良く解らないので、本題に入る。 Acanthodii/Salmoninas/Salvelinus 和訳すると 背鰭棘上目/サケ亜科/イワナ属 となる。 発見登録? は、古いもので西暦1758年から、新しいものは西暦1990 年の種類まで、1800年後半から、1900年前半当りの発見が多い。その頃から研究 されていたらしい。 イワナ属には3亜属( Salvethymus Baione Salvelinus ) Salvethymus亜属 Long finned cher ロングフィンドチャー 学名 S.svetovidovi 1990 生息地 シベリアの極東部 / チュコト半島のEl'gygytgyn湖の固有種 湖底近くの深場に棲む Baione亜属 Brook Trout ブルックトラウト(カワマス) 学名 S.fontinalis 1814 生息地 カナダ / 北米東部 Lake trout/Lake charr レイクトラウト 学名 S.Namaygush 1792 生息地 北米/カナダの北部/アラスカ/南は米国のニューイングランド州 と五大湖水系、欧州や日本に移植され帰化。 湖の深部に生息(河川にはあまり入らない) 最長寿命50年 Salvelinus亜属 約8種だが、どの種を指すのかは不明、学名は約28個らしい。 イワナ属のメジャーな種 ドリーバーデン系 Dolly Varden Dolly Varden オショロコマ(ドリーバーデン) 学名 S.malmamalma 1792 生息地 北西太平洋(韓国からベーリング海) / 北極圏とアラスカから ワシントン州ピュージット・サウンドまでの北東太平洋岸 / カ リフォルニア州のエムシークロード川流域でも見られた。 遡河回遊、淡水域、汽水域、海域、陸封型 Miyabe's char ミヤベイワナ 学名 S.malma miyabei 1938 生息地 北海道の然別湖と,その流入河川の固有亜種 Southern Dolly Varden 学名 S.malma 1933 生息地 模式産地はオホーツク海南部と日本海 アークティックチャー系 Arctic charr アークティックチャー (ホッキョクイワナ・アルプスイワナ) 学名 S.alpinus 1758 生息地 北米東岸側はカナダのケベック州 / 米東部メーン州 / ニュー ハンプシャー州欧州側は大西洋側南部から英/北欧/アイスランド Davatchan char 学名 S.a.erythrinus 1775 生息地 バイカル極北東部のForlikha湖とFrolikha川の固有亜種 アメマス(エゾイワナ)系 Whitespotted charr アメマス(エゾイワナ) 学名 S.leucomaenis 1811 生息地 アメマスは大陸にも分布.降海型もあり 日本の「岩魚」には、アメマス F.leucomaenis ニッコウイワナ F.pulvius ヤマトイワナ F.japonicus キリクチ F.japonicos ゴギ F.imbrius の5型? ロシア極東部系 Boganida char 学名 S.boganidae 1926 生息地 Taimyr半島固有 Esei lake char 学名 S.tolmacuoffi 1926 生息地 Khatanga川流域のEsei湖固有 Cherskii's cha 学名 S.czerskjj 1932 生息地 レナ川など Neiva 学名 S.neiva 1933 生息地 Okhota川の山地の湖 Yakutian char 学名 S.jacuticus 1935 生息地 レナ川デルタ地帯の小さな山地の固有 Dryanin's char 学名 S.drjagina 1940 生息地 Taimyr半島固有 Chukot char 学名 S.andriashevi 1948 生息地 チュコト半島のAndriyashev White char 学名 S.albus 1977 Small-mouth char 学名 S.elgyticus 1981 生息地 El'gygytgyn湖の固有 北米系 3種(うち1種は絶滅) Bull trout/Bull charr ブルトラウト/ブルチャー 学名 S.confluentus 1859 生息地 北米太平洋側.アラスカのユーコン地方,米ミズーリ州やネバダ州 カリフォルニア北部のMcCloud川まで生息、まれに海に降る Angayukaksurak char 学名 S.anaktuvukensis 1973 生息地 アラスカの河川(Romanzoff山脈西部からHoward岬まで) Silver trout 学名 S.agassiz 1885 絶滅 アイスランド系 学名 S.murta 1909 学名 S.thingvallensis 1909 スコットランド系 学名 S.youngeri 1956 生息地 Loch Eck(Eck湖)に生息、本種の現状は不確 欧州西部系 学名 S.grayi 1862 学名 S.willoughbii 1862 サルヴェリヌス・コリィー 学名 S.colii 1863 学名 S.perisii 1865 学名 S.killinensis 1866 学名 S.struanensis 1881 学名 S.proufundus 1901 学名 S.fimbriatus 1908 学名 S.sharffi 1908 サルヴェリヌス・オブトゥスス 学名 S.obusus 1908 サルヴェリヌス・トレヴェルヤニィ 学名 S.trevelyani 1908 学名 S.gracillimus 生息地 シェットランド諸島 学名 S.inframundus 1909 学名 S.lonsdalii 1909 学名 S.maxillaris 1909 その他不明系 学名 S.umbia 1758 学名 S.mallochi 1909 と、まあこんなに在るが。 まだ、未発見種や詳しい生態研究が、上手に成されてい ない。なにせ、このイワナ属は、北半球北方の固有種で。 極寒の地に多く、北極海と その近辺の海域、湖が多種の生活圏で、山岳源流から大河川などにも生息地が、在ると いう。 その為、氷河の海や厚い氷雪の湖、極凍河川に氷の大山岳。ましてや、生活圏 はシベリア大陸北方からカムチャツカ半島サハリン近海に、朝鮮半島陸海、アラスカ、 北米大陸北方と北側諸島諸湖、欧州西部にスコットランド、アイスランドなどなど、広 範囲に分布、研究者には頭を悩ますほど地の利が悪い為。 この種の発見確認や生態繁 殖などの研究が、上手に成されていない要因だろう。 中でも研究が進んでいるには、Salvethymus亜属の ロングフィンドチャー Baione 亜属の ブルックトラウト レイクトラウト Salvelinus亜属では ドリーバーデン アークティックチャー と日本とその付近の種。 日本の岩魚に近いのはSalvelinus亜 属で、最近の研究者の中では、この亜属は大きく二系列に分けられ、湖を主として生息 する、アークティックチャー(河川域海域もいる)と、河川域海域を主として生息する ドリーバーデンで。 日本の岩魚は、後種のドリーバーデン系であると言う学者もいる。 ドリーバーデン アークティックチャー このページでその写真をお見せすることは 出来ないが、両者とも、日本の岩魚達に良く似ている。とくにドリーバーテンの陸封型 は、写真の移りにより見間違うほどだ。 別の話だが北海道のオショロコマは、ドリー バーテンの陸封型だが、北方のドリーバーテン陸封型とやや異なる、北海道のオショロ コマは、ドリーバーテンの陸封型進化個別特有タイプである。 やはり日本の岩魚の親 種である。 長々と書いても仕方ないので、ここでまとめにする。 イワナは北半球北方広範囲に生息し多種多用。 その一部日本に生息しているイワナ イワナ属では、最南端の生息域で特別視する人も居るが、シベリアや欧州当りもかなり の物だと自分は思う。 日本の岩魚は、北から 北海道北方海域生息のドリーバーデン オショロコマ ミヤベイワナ アメマス(エゾイワナ) 東北アメマス ニッコウイワ ナ ヤマトイワナ キリクチ ゴギ そして、忘れていけないのが、平野部山岳袖元 生息で沢山の人々に釣られている放流成長型イワナと、それの元祖で、釣堀や店先、宿 泊施設などで出される養殖イワナ。 おそらく日本には、全11種が生息していると考 える。?? しかし、前種9種は、写真で見たが世界的に見ると、かなり曖昧でいいかげんである と思う。 多少違うと言う世界なので、いわゆる微妙。 北半球北方では在るけれど、世界的広範囲に生息するイワナ属多種。 寒さの厳しい 生息地で、その姿を様々に変え。まだそのほとんどが、解明されていない謎の多い魚の 種類。自分は、とても魅力的な魚だと考える。 |
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